Voice働く人の声


橋口 毬花さん

“おかえり”と言ってくれる
人・場所はきっとある。
特技やスキルを生かして地元に貢献

Uターン
[鹿児島 → 高知 → 鹿児島]

いちき串木野市出身。大学在学中NPO団体に所属し、運営委員長として合宿事業に取り組む。自分の特技やスキルを生かせる下園薩男商店に入社後は、広報担当としてSNS配信やブログ記事を執筆。帰宅後・休日も趣味で小説を執筆するなど、常に何かしら書いているのだとか。また、三つ子でクリエイターユニットを結成し、イベントにも積極的に参加。さらに、地元を盛り上げるため、まちづくり事業や若者の拠点づくりなど地域事業の企画・運営も行う。

▼橋口さんが手がける下園薩男商店note企画「イワシとわたし」はここからチェック!
https://note.com/iwashitowatashi/

現在の職務内容は?

広報担当として、自社の魅力を多くの人に知ってもらうためにSNS、ブログを定期的に配信しています。「この商品を買って!」と前面に出さず、思わず手に取りたくなるようなストーリー仕立ての記事作成を心がけています。読み手を意識した執筆スキル、情報を周囲の人に分かりやすく伝えるスキルが必要です。広報の仕事は結果が出るまでに長い時間がかかりますが、自社の売り上げに貢献できた時、企業活動や商品を知ってもらえた時にやりがいを感じますね。

入社までのスケジュールを教えください

卒業後は鹿児島に帰る予定だったので、県内の企業をチェックしていました。就職活動において譲れない軸になったのは、自分の特技やスキルを生かして地域に貢献できるかどうか。そんななか、オンラインの就職合同説明会で下園薩男商店を初めて知ったのです。かわいくてオシャレな商品の数々、社長のインタビュー動画、会社の理念である「今あるコトに一手間加え、それを誇り楽しみ、人生を豊かにする」に共感。入社するならここしかない!と一目惚れしちゃいました。説明会も2回の面接も全てオンラインだったので安心して参加でき、面接時にはやりたいこと・挑戦したいことを丁寧に聞いてくれて、入社後の姿を想像しやすかったです。

職場の雰囲気は?

風通しが良く、年齢や職歴に関わらず自分の意見を言いやすい職場です。やりたいことがあれば挑戦させてくれるし、陰に日向に応援してくれます。社長と社員との距離が近く、同じフロアで働いているので気軽に相談できるのも魅力です。私自身も社長や先輩からアドバイスをいただきながら、さまざまなことにチャレンジしています。自分の得意・やりたいことを尊重してくれるからこそ、プレッシャーを感じることもありますが、やりがいとやる気、会社に貢献したい気持ちがさらに強くなりますね。

仕事をしていて大変だったことは?

鹿児島の食材にこだわった瓶詰商品のお店を秋頃にオープンする予定です。開店準備の資金、製品開発の費用などの支援を、インターネット上で呼びかけるクラウドファンディングに挑戦しました。地域の方々だけでなく、全国各地から多くの支援と共感を呼び、目標額を上回る寄付をいただきました。支援・共感いただけるような伝え方には本当に悩みましたね。だから、たくさんの人からの寄付は本当にうれしかったです。ご協力いただいた皆さんにしっかり恩返しできるよう、今後はマーケティングスキルを身につけ、新商品・新事業の発信方法をもっと工夫していきたいです。

休日の過ごし方は?

小説を書いたり、アクセサリーを作ったり販売したりしています。三つ子クリエイターユニット「3FacE」として創作活動もしていて、イベントに参加することも。また、両親の影響で高校生の頃から地域事業に興味がありました。Uターン後はいちき串木野市と共同して地域づくりリーダーの養成をしたり、若者がやりたいことを叶えるコミュニティの運営をしたりと忙しく過ごしています。フットワークは軽く、誘われたらとりあえず参加してみる、をモットーに、さまざまな人に会うよう心がけています。自分の知らない世界を知れるので興味の幅が広がりますよ。

改めて思う地元の良さは?

「頑張る人を応援してくれる」だと思います。大学生活を過ごした高知と鹿児島の人柄はとても似ています。ただ、高知の人は手放しで相手を受け入れようとするけど、鹿児島の人は警戒心があるから相手をちゃんと観察します。だからこそ「この人は信用できる、頑張っている」って分かってもらえると、とことん応援してくれるのです。広報の仕事も発信を続けることで会社の皆はもちろん、地域の方々、手に取ってくれたお客様など多くの人から応援されるように。プレッシャーはありますが、認められる・受け入れられるのはうれしいし、地元や会社のためにもっと頑張ろうってやる気になります。

UIJターンを希望している人へメッセージ

Uターンを考えている人には「“おかえり”と言ってくれる人・場所はきっとあるから安心して帰ってきていいんだよ」って伝えたいですね。IJターンを希望している人には、鹿児島は何を食べてもおいしいし、人もあたたかいので、ぜひ鹿児島を移住先に検討してほしいなって思います。興味のある仕事や会社があればインターネットで詳細を調べたり、SNSをこまめにチェックしたりしましょう。オンラインで合同説明会を開催している場合もあるので、アンテナは常に張っておくのがおすすめです。また、実際UIJターンした人に話を聞くと、よりイメージしやすくなると思います。

ある1日のスケジュール

07:00

起床

08:00

出勤
Twitterの確認・返信・投稿準備

08:30

Instagram確認・投稿準備

09:00

note企画「イワシとわたし」撮影

12:00

昼休憩

13:00

note企画「イワシとわたし」取材

14:00

取材文字起こし

15:30

記事執筆

16:30

退勤